赤と黄金のエルレン 森を渡る噂に 二つの矢を放って 落ちた赤い色の実を 日に背を当て翳せ 亦一つ 集めて其の輪の下 花を溶かすの 種の薄皮を 本の少し混ぜて 光も知らぬ石を 春の風で砕いた 星の形をした眼を 爆ぜる迄揺らして 繰り返す呼吸は沫に 浮かんで直に撚れる 増えた手で硝子の壁に 名前を刻むの 木の鳥は地に還り 翔る翼を接いで跳ねて 添う影が踊り出す 結ぶ紐が解けて消えた 渦を巻く心臓が 時を告げて響くわ 遠くリュキアの鼓動が 波の音を奏で 火の底で見た夢は 金色に輝くの 脚は既に絵の外に 天元を目指して